さいごに
介護に奮闘する若者たちは、みなそれぞれの事情を背負っています。
「介護なんてやめたほうがいい」、「仕事もしないで何してる?」という、冷たい視線を向けられるヤングケアラーを、1人でも減らすために、筆者は今日も筆を走らせます。
平日の昼間に車椅子を押しておばあちゃんと散歩をしている若者を、温かい気持ちで見守ることができる社会の実現を願いながら。
介護のハプニングは、辛く悲しい出来事だけではありません。祖母がお泊りデイサービスの職員さんに恋をしたとわかった言動にホッコリしたり…
介護に悩み苦しむ方やその予備軍の方に、少しでも参考になれば嬉しく思います。
「おばあちゃんは、ぼくが介護します。」奥村シンゴ著(法研)より一部引用
【参考】「平成 29 年就業構造基本調査」総務省統計局
※本稿は、奥村シンゴ著「おばあちゃんは、ぼくが介護します。」(法研)の一部内容を再編集し、著者による解説を加えたものです。
奥村 シンゴ