2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあって、生活が苦しくなったり先行きが見えず不安になる人も少なくなかったのではないでしょうか。でも㈱大和ネクスト銀行が行った「シニアライフに関する調査」を見てみると、シニアの生活意識で少し違った結果が出てきているようです。

シニア予備軍、将来の見立ては明るい

大和証券グループ本社が100%出資する銀行「えらべる預金」を展開している㈱大和ネクスト銀行が行った「シニアライフに関する調査」。今回は全国のシニア予備軍(50歳~59歳)とシニア(60歳~79歳)の男女に、60歳以降の生活である「シニアライフ」の予想と実感を聞いています。

最初にシニア予備軍(336名)に、シニアライフがどうなるか質問したところ、幸せな生活である「ハッピーライフ」(「ハッピーライフに近い」と「どちらかといえばハッピーライフに近い」の合計)は63.4%、「ミゼラブルライフ」(「ミゼラブルライフに近い」と「どちらかといえばミゼラブルライフに近い」の合計)は36.6%となりました。自分の老後は明るいと予想する人の方が多いことがわかりました。(ミゼラブルライフとは、不幸な生活や惨めな生活の意味)

またハッピーライフになると予想したシニア予備軍を2019年と比較してみると、2019年は55.1%でしたが2020年は63.4%で8.3ポイント上昇しました。

ハッピーなシニアになるために、予備軍がしていることは?

60歳以降に幸せな生活を送るため、シニア予備軍はどんなことに取り組んでいるのでしょうか。「円預金」が最も多く53.9%、次いで「貯蓄性のある保険(年金保険、養老保険・一時払終身保険など)」が22.6%、「株式投資(国内・海外)」が20.8%、「投資信託(J-REIT含む)」が16.1%となりました。円預金によって確実にお金を貯めていることがわかります。

シニア予備軍やシニアが、シニアライフに向けて取り組んでいること(出典:大和ネクスト銀行調べ)