年収1000万円超えても「金融資産が100万円未満」の世帯はどのくらい?
金融広報中央委員会が公表している、令和元年(2019年)の「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査」の結果をみていきましょう。
同調査では、金融資産を「非保有」または「100万円以下」に該当する世帯の割合は以下のようになりました。
収入はない
金融資産非保有…37.0%、金融資産保有額 100万円未満…0.0%
年収300万円未満世帯
金融資産非保有…39.1%、金融資産保有額 100万円未満…7.4%
年収300万~500万円未満世帯
金融資産非保有…20.9%、金融資産保有額 100万円未満…6.1%
年収500万~750万円未満世帯
金融資産非保有…13.5%、金融資産保有額 100万円未満…5.3%
年収750万~1000万円未満世帯
金融資産非保有…9.7%、金融資産保有額 100万円未満…5.4%
年収1000万~1200万円未満世帯
金融資産非保有…10.3%、金融資産保有額 100万円未満…3.4%
年収1200万円以上世帯
金融資産非保有…5.1%、金融資産保有額 100万円未満…1.5%
無回答
金融資産非保有…44.0%、金融資産保有額 100万円未満…2.1%
金融資産を「非保有」または「100万円以下」に該当する世帯が、どの年収区分においても確認できますが、注目は年収1,000万円超の世帯です。金融資産を「持たない/100万円未満」の世帯が一定割合、存在しています。
次ではその要因についてみていきます。