お金がなかなか貯まらず、マネープランに四苦八苦、というみなさん。「ウチは低年収だから仕方がない」と諦めようとしていませんか？でもちょっと待って！

年収と貯蓄は必ずしも比例するものではありません。年収300万円未満でも年収500万円と同程度の貯蓄ができている世帯もあるのです。

年収300万円未満世帯の「平均貯蓄額は760万円超」

はじめに、総務省が2020年に公表した「家計調査報告（貯蓄・負債編）」から、二人以上勤労者世帯の貯蓄現在高を年間収入階級別に紹介します。

総務省統計局「2019年家計調査報告（貯蓄・負債編）二人以上の世帯のうち勤労者世帯　年間収入階級別貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高（8-2表）」をもとに編集部にて作成。

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年収階級300万円未満の貯蓄現在高の平均値は、762万～847万円です。国税庁によると、2019年時点の「1年を通じて勤務した給与所得者」の平均給与は、436万円でした。平均以下の年収階級では貯蓄現在高がほぼ同水準で推移しており、大きな差が生じていないことがわかります。年収が低くてもしっかり貯蓄ができている世帯は少なくないようです。