2020年、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、多くの企業で経営状況が悪化しました。解雇や雇い止めといったリストラ対象となる人の数も増加。また、現在の勤務先の状況を不安視し、自身のキャリアを見つめ直したという声も。

総務省統計局が発表した「労働力調査(基本集計)2020年10月分 」のデータによると、就業者の総数は6,694万人。前年同月比で93万人減少。7か月連続の減少となっています。

また、完全失業者数は215万人(前年同月比51万人増加)。こちらも9か月連続して増加という結果です。コロナの影響もあって完全失業率(季節調整値)は3.1%。雇用環境を取り巻く状況は、依然として厳しい状況です。

こんなご時世でも、相変わらず「ざんねんな働きっぷり」を発揮し続ける人も多いようです。おかげで職場の不快指数も上がる一方。さて、その実態はいかに・・・。エピソードを追っていきましょう。

職場の不快指数を爆上げする「ざんねん」な人々

上司・先輩・同僚・・・周りをまきこんで不快にしてしまう「ざんねん」な職場のメンバー。あなたの隣にも、いませんか?

「教えてちゃん」にウンザリ

「何でも人に聞いて済ませよう」とする先輩

IT企業のAさん。「年上だし社歴も先輩のほうがかなり長いのに、何でもかんでも聞いてくる。これってどうやるの? アレ教えて!と毎日いくつも質問される。こっちも忙しいから、『あとはやっておきます』と言うと『ありがとうー!』と笑顔で仕事を回してくる」のだとか。

「わからないことを聞いてるのにメモさえ取らない。『そうなんだ』『ありがとう! わかりやすい!』と言うけど、1週間経つとまた同じことを聞く。覚える気がないのかもと疑っています」

「ほら吹き野郎」

保身のためなら平気でウソをつく後輩

電子部品メーカーで働くBさんは、教えたことでも『教えてもらっていない』とうそぶく後輩に困ったといいます。

最初はそれが悲しくて、毎日後輩に何を教えたか日報を書き、後輩にも『これは理解できた』『これは自信がない』という感じでチェックさせていた。先輩たちに話を聞いて色々な教え方を試した」とのこと。

普通にできていた業務でその後輩がミスをしたときのこと。上司には「オレ、Bさんにはそこまで教えてもらってないっス」とウソの弁解をしたのです。Bさんは思わず心の中で「拳を振り上げた」と苦笑します。

ほかの先輩が『何!? 今まで普通にできてたし、Bがお前に丁寧に教えてるの見たよ』と声をあげてくれて事なきを得たのだとか。