夫婦やパートナーと過ごす年月が長くなると、相手への愛情や感謝、気遣いの言葉などを、改めて口にする機会は少なくなりがちです。
しかし、子育てやママ友関係、親戚付き合いなどで悩みを抱えたり困難な状況に陥ったりしたとき、他ならぬ夫から告げられたひと言によって救われたと語る妻たちもいます。
今回は、そんな妻たちの胸を打ち窮地を救ってくれた、夫の神対応にまつわるエピソードを3つご紹介します。
夫の神対応 その1:「陰湿なママ友いじめ」で妻の気持ちが追い込まれた、そのとき。
Aさんの場合
Aさんは、子どもの習い事先のママ友たちから陰湿な集団いじめにあっていました。そのきっかけは、娘がキッズダンスの発表会でセンターに抜擢されたこと。
「家族でピクニックに行ったりママたちだけでお茶をしたりするくらい仲良しだったメンバーがいたのですが、娘が発表会で一番目立つポジションに抜擢されると、露骨にグループ内で私へのいじめが始まりました。
LINEのグループトークではまるで私がいないかのようにランチの約束や習い事についてやり取りしていて、見ていてすごく辛かった…。さいしょは、「私の側が、みんなに何か誤解を与えてしまったのかもしれない、それさえ解ければきっとまた仲良くしてもらえるはず」と思っていました。でも、ママ友からのいじめはその後もエスカレートし、次第に私の要旨を侮辱するような会話まで。ついに娘も他の子供たちから仲間外れにされるようになりました。
娘は、それでも発表会を頑張りたいというので、習い事は辞めずに通い続けました。でも、レッスンのたびに大きな声で悪口を言われ、娘が涙を流している姿を見て、私も精神的に参ってしまいました。そして、ついに夫へすべてを打ち明けたんです」
そのときのAさんの夫の対応は、Aさん本人が圧倒されてしまうほど毅然としたものだったといいます。
「これまでの経緯を聞き、私への誹謗中傷の言葉が飛び交うLINEのトーク画面をみた夫は怒り心頭で、すぐに『Aの夫です。こちらでのやりとり及び妻と子供に対する皆さんの言動は、明らかに一線を越えているものと判断します。法的措置も検討しておりますのでご承知おきください』と書き残し、グループから退会してくれました。その後も迷わず引越しを決断してくれて、本当に心が楽になり、引っ越し後は穏やかな気持ちで生活できています」