夫の神対応 その2:過干渉な姑にひと言「これが俺たちのやり方だから」
Bさんの場合
昨年に第一子を出産したばかりのBさん。義理の両親にとっては初孫だったこともあり、特に姑はとても喜んで、お祝いや労いの言葉をたくさんかけてくれたそうです。
「里帰りから戻って自宅での生活が始まってからも、義母は週末のたびに手伝いに来てくれて、初めての育児と家事の両立に苦戦していた私にとっては、とてもありがたいことでした。
でも、孫かわいさゆえなのか、次第に『あれはだめ、こうしなさい』と育児へ口を出してくる機会が増えていったんです。
肌荒れするからほっぺたに触っちゃだめ、風邪をひいたらいけないから足を冷やさないように常に靴下を履かせなさい、離乳食の味付けが濃すぎてだめ…。
訪ねてくるたびにあれこれ細かく指摘されるのでストレスが溜まって、いつからか週末がくるのが憂鬱になっていきました」
耐えかねたBさんは、思い切って正直な気持ちを夫へ伝えたそうです。すると夫はその場で姑へ「そろそろ週末も家族で出かけたりするようになるから、これまでみたいに毎週は来てくれなくていいよ。また俺たちのほうがそっちへ行くようにするから」と電話をしてくれました。
そのうえで、「しんどい思いをさせていたことに気づけなくてごめん。今週末は俺が子供を見ているから、気晴らしに出かけておいで」と言ってくれたそうです。「その週末、子供を夫に任せて久しぶりにひとりで過ごす時間を満喫しました。
気になっていたカフェに行ったり、ウインドウショッピングをしたり…。ところが、良い気分転換になったな、また明日からも頑張ろう、と留守を預かってくれた夫に感謝しながら家に戻ると、なんとそこには姑がいたんです。
唖然とする私に向かって姑は、『こんな小さな子供を置いて母親がひとりで遊び歩いているなんてどういうつもり!?』と玄関先で怒鳴りつけてきました。思いもよらぬ事態に私が固まっていると、今度はその背後から夫が『いい加減にしろ!』と姑を一喝。続けて『これが俺たちの子育てのやり方なんだ。ふたりで頑張っていきたいから、お袋はもう口を出さないで、黙って見守っていてくれよ』と訴えると、姑は何も言わずに帰っていきました。
自分の母親に対して強い言葉で訴えてくれたことで夫は私の味方なんだと思えて、とても心強く、嬉しかったです」