厚生年金の受給額と、国民金との差額
続いて、厚生年金の受給額の確認とあわせて国民年金といくらの差があるか見てみましょう。()内の数字が国民年金との差額となっています。
厚生年金の年代別平均受給額
- 60~64歳:月額7万9135円(+3万4345円)
- 65~69歳:月額14万4521円(+8万7690円)
- 70~74歳:月額14万6813円(+9万384円)
- 75~79歳:月額15万3816円(+9万7844円)
- 80~84歳:月額16万1663円(+10万5327円)
- 85~89歳:月額16万4831円(+11万123円)
65歳未満の受給額が大きく下がっているのは特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢が引き上げられた事で、主に定額部分のない報酬比例部分のみ支給されているためです。
国民年金に比べると多い年金月額ですが、85~89歳が受け取る年金額が一番多く、徐々にその水準は下がり続けていますので将来への不安はぬぐえない、と言わざるを得ません。
そこで次項では老後資金の備えのひとつの方法である、私的年金イデコのご紹介をしたいと思います。