貯蓄の他に心がけたいこと
さて、ここまで年収600万円世帯の貯蓄額、負債額をみてきました。他の年収に比べて貯蓄上手ではあったものの、純貯蓄額は1000万円以下ということが分かりました。
一昔前の昭和55年頃は銀行や郵便局にお金を預けておくだけで多いときには一桁台の%の金利がついたこともありました。
現在はどうかといえば普通預金で0.001%と、預けておくだけでは増えない時代です。
たとえば100万円を預けて8%と0.001%で比べてみると、10年後は8%だった場合、192万3488円にも増えますが、0.001%では100万79円とこれだけしか増えていません。
利子が8%の時代のようにお金を増やすためには、現代を生きる私たちが取り組まざるを得ないものは資産運用をすることです。
それにも関わらず、資産運用に関してはまだ一般的とはいえません。
今回のコロナ渦でお金に対する不安から資産運用への関心は高まっているようですが、どうしたら良いか分からないというお声もよく耳にします。
ここからは運用初心者の方へおすすめの資産運用方法や金融商品をご紹介します。
初心者におすすめの金融商品は
資産運用初心者の方へおすすめなのは投資信託という金融商品です。
個人の方から法人の方、プロの投資家など色々な投資家が預けたお金をプロが運用し、出た利益を投資家に分配するという仕組みになっています。
メリットは100円からなど少額から始められ、個人ではアクセス出来ないような世界中の金融商品へ投資することが出来て、株式や債券などいくつかの商品を組み合わせて持てるためリスクを分散することが出来る非常に便利な金融商品です。