失敗しない退職金の運用法
それでは、実際に退職金を受け取った後の一連の流れをみていきましょう。
家計の全体像の把握
当たり前に見えるかもしれませんが、まずは「今あるお金と出ていくお金」の流れを把握しましょう。
退職金・預貯金・保険商品等の金融資産総額、住宅ローン残債等の負債総額、月々の収入と固定費・変動費を洗い出します。
この作業をしっかり行う事が「こんなはずではなかった…」と後悔しないために重要な工程です。
運用に回す金額はいくらか
運用を行う期間は最低10年を確保したいところです。
家計の把握ができたら、退職後10年間に取り崩さなくてはいけない生活資金分は流動性のある預貯金で置いておきましょう。
目安としては下記のA-B=運用に回す上限の金額と考えて計算してみてください。
A 退職金+その他世帯貯蓄額
B 生活資金として残す概算額+住宅ローン残高+その他負債額