会社員の退職金はいくらか
最近では、退職金制度のない会社が増えています。退職金制度があっても転職により勤続年数が少なく退職金が期待できない方も多いのではないでしょうか。
退職金の給付額は、退職者の勤続年数で大きく変わりますが、今回は退職給付制度がある勤続20年以上かつ45歳以上の退職者に対し支給した、または支給額が確定した定年退職者1人あたりの平均額をみていきます。
大学・大学院卒(管理・事務・技術職)
- 定年・・・1983万円
高校卒(管理・事務・技術職)
- 定年・・・1618万円
高校卒(現業職)
- 定年・・・1159万円
学歴によって大きな差があることが分かります。また、大学、大学院卒でも2000万円までは届かないようです。
企業の退職金制度は、変わりつつあり、厚生労働省「平成30年 就労条件総合調査」(2018年)では、退職金制度がある企業は全体の80.5%ですが、10年前に行われた同調査では、83.9%でした。
この事実を踏まえると、退職金制度のある企業はどれくらいになっているでしょうか。おそらく様々な情勢を考えたとき、退職金制度がある会社が減っている可能性は高くなるでしょう。