Aさんのように、自分はお金持ちであることがふさわしいと思える人は少ないかもしれません。ですが、最初は心からそう思えなくても信じてみることが大事なのかもしれませんね。

「お金を使えば使うほどお金が舞い込んでくる」と思っている

「親の『うちは貧乏だ』『うちにはお金がない』という刷り込みで生きてきた人は、結局は貧乏になるという現実を多く見てきた」と話すのは、中小企業の経営者であるBさんです。

「うちはどちらかというと父親がお金に関してはおおらかで、『お金があれば使えばいい、お金がなくなったら稼げばいいから』ということをよく言っていた。子どもの頃はそれが普通だと思っていたけれど、大人になってからは経済的にそこそこの家庭でも『うちにはお金がないから』と親から聞いて育ったという人が多いことに気付いた。でもそういうマインドではお金は稼げない」と話します。

Bさん曰く、深層心理でお金との付き合いをなんとなくネガティブに捉えている人のところにお金は近寄らないのだそう。とはいえ、みんながBさんのように好き放題にお金を使うわけにはいかないでしょう。

ただ、お金のイメージを変えようとしてみるのは大事かもしれません。ちなみにBさんは、お金のことを口にするときには「お金がない」「お金がなくなりそう」などのネガティブな言い方は絶対にしないのだそう。それを気を付けるだけでも、お金との付き合い方を変えるきっかけになるのではないでしょうか。