お金持ちになりたいと思ったら、お金持ちの真似をするのが一番手っ取り早いもの。というのは、お金持ちの人たちは共通してお金を呼び寄せるかのような行動を取っているからです。そこで今回は、金融機関の仕事で富裕層の振舞いや考え方に接してきた筆者が、お金持ちの人たちから聞いた「お金との付き合い方」について紹介します。
「自分はお金をたくさん持っていることが似合う」と思っている
まずは実業家のAさんから聞いた話です。Aさんは若いときから自身で会社を興し、様々な事業で資産を築いてきました。
そんなAさんは「自分はお金をたくさん持っていることがふさわしい」と感じているのだそう。「小さい頃からなんとなくそう思っていた。実家は裕福でもないけれど、貧乏というわけでもないごく普通の家庭だと思う。でも、なんだか『自分に貧乏は似合わない』と思っていた」と話します。
Aさん曰く、「貧乏が似合わないと思っているから、貧乏にならないようにしてきた。似合わない髪型でいるのが気持ち悪いのと同じように、似合わない状況から脱却したいと思って行動するから自然とお金が集まってくる気がする」のだそう。
また、「似合う似合わないというのは感覚的だからどう思うかは個人の自由だけれど、自分はたとえば身だしなみや学歴など、お金をたくさん持っているのにふさわしい人物になるよう意識したり努力したりしてきた」と言います。
ちなみにAさんは、お金の家ともいえる財布選びにトコトンこだわるのだそう。「自分がお金になったつもりで、お金が居心地よさそうな財布にしている。部屋が黄色だと落ち着かないから、風水で黄色の財布がいいと言われてもそれは選ばないかな」と笑います。