そんな状態を見て、「おもちゃ代って一体なんのためのお金なんだ…」と感じる親も少なからずいるのではないでしょうか。しかし、おもちゃを使った遊びが子どもの成長を促す面も多分にあるため、一概にムダ遣いだとも言えません。
では次に、親にとっても子どもにとってもメリットのある、家の中が“おもちゃまみれ”になるのを防ぐワザを確認していきましょう。
リサイクルを利用して、賢く手放す
子どもが小さいころに使っていたおもちゃに再び興味を示すようになったり、おもちゃへの親の思い入れが強かったり…と、なかなか簡単には捨てられないのがおもちゃです。とは言え、新しいものを買う一方では、家の中にどんどんおもちゃが増えてしまい、気づいた時には「おもちゃ天国」状態というケースがあるのも事実。
そこでおすすめしたいのが、おもちゃのリサイクルです。リサイクルショップに持ち込んで買い取ってもらうだけでなく、フリーマーケットやフリマサイトへ出品するのもひとつの方法。
思い出のあるおもちゃを“売る”のに抵抗があるという場合には、保育園や幼稚園などの児童施設へ寄付したり、自治体のリサイクル活動に参加するのがおすすめです。
子どもが大切に使ったおもちゃをゴミとして処分するのは、親にとってもあまりいい気持ちではありませんよね。そんなとき、リサイクルは気持ちの負担にならない方法として有効なのではないでしょうか。
筆者の子ども時代には、遊ぶ機会が減ったおもちゃを両親が“お下がり”として友人へ渡していました。おもちゃの行き先である親の友人宅へ行けば、また自分のおもちゃで遊べることもあり、それほど抵抗なくおもちゃの引き渡しをOKした記憶が残っています。
ゴミになったわけではない、またどこかで遊んでもらえている。こんなふうに感じられることは、リサイクルの一番のメリットかもしれません。