管理職には消極的な理由
有職女性全体に「管理職への打診があれば、受けてみたいか」という質問に、「そう思う」は18.7%に対し、「そう思わない」は53.9%という結果から、管理職になることには消極的な人が多いようです。
その理由として、管理職になることには「責任が重くなる」「ストレスが増えそう」などがある中で、子どもがいる有職女性の管理職に対しての消極的な理由のひとつに、「仕事と家庭の両立が難しくなるから(44.2%)」があげられています。この回答は、子どもがいない有職女性の回答(18.5%)と比べて25.7ポイント高くなることから、ワーママは、バリキャリ志向はあるものの、管理職になることで仕事と家庭のバランスが崩れてしまうことを懸念している人が多いようです。
気になるのは、「女性が社会で働くには不利な点が多いと思うか」の問いに、有職女性全体で66.8%の人が「そう思う」と答えていること。子どもがいる/いないに関わらず、今の社会には働きづらいところがあると感じている女性が多いことがわかります。
働く女性の実情をもう少し具体的に見ていきましょう。
産休や育休後のママたちに立ちはだかる壁
出産して子どもがいても働き続けたい女性が増えています。しかし、産休や育休を経て、復帰する際にはいろいろな苦労があるようです。