他人のお財布事情、みんなの貯蓄はいくらか

Imam Fathoni/iStock

「隣の芝生は青い」「隣の花は赤い」「隣の飯は白い」など、たとえの言葉がいくつもあります。

困ったことに、私たちは他人のものが気になるだけでなく、自分のものよりも良く見えてしまうようです。

しかし、実際はどうでしょうか。

特にお金事情については、気軽に貯蓄額や資産運用の状況を聞くことははばかれます。「あなた貯金いくら持っているの?」と友達に聞いたら、怪訝な顔をされてしまうでしょう。

そうは言っても気になるのが他人のお財布事情です。よく見えないだけについつい他人は自分よりもたくさん貯蓄しているのだろうか。自分は今の貯蓄のやり方で大丈夫なのだろうかと不安に思っていまいがちです。

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私は大学卒業後、金融機関に勤務経験があり、FPの資格を持つファイナンシャルアドバイザーとして、多くの方のファイナンシャルプラニングに関わってきました。今回は、みんながいくら貯めているのかについてデータを振り返った後、どのような資産運用をすれば斗いのかについて、見ていきたいと思います。

世帯主の年齢別に見る貯蓄額!平均値と中央値はいくらか

まずは世帯主の年齢別の貯蓄額について見ていきたいと思います。金融広報中央委員会公表の「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)(令和元年)」によると、世帯主の年齢別1世帯あたりの金融資産保有額の平均値と中央値は以下のとおりです。

世帯主の年齢別1世帯当たり金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)

20歳代
 平均値:165万円
 中央値:71万円
30歳代
 平均値:529万円
 中央値:240万円
40歳代
 平均値694万円
 中央値:365万円
50歳代
 平均値1194万円
 中央値:600万円
60歳代
 平均値:1635万円
 中央値:650万円
70歳代
 平均値:1314万円
 中央値:460万円

中央値とは、貯蓄額が少ない順に並べた時に全体の真ん中にくる人の金額を表しています。

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執筆者

同志社大学卒。大学卒業後、京都中央信用金庫で投資信託や生命保険などを活用した資産運用アドバイス、相続相談、融資、為替業務などに従事。その後は福知山市役所で主に中小企業支援などに携わる。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、個人向け資産運用のサポート業務を行う。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などを保有。