「あのひと言が命取りだった!」妻への禁断フレーズで一気に離婚へ

Sさんは、妻とまだ幼い子どもとの3人暮らしだったそう。いわゆる亭主関白な性格で、男は外で働き、妻は家を守るという考えだったといいます。

「何も疑問に思っていませんでした。自分は家族のために働いて家庭にお金を入れている。だから、飲みに行ったり自由な時間があったりしても当然だと。逆に妻は、稼いでいないし1日中家にいるんだから、少しくらい我慢するべきだと思っていたんです」

そんなある日、Sさんが仕事から帰ってくると、洗濯物が干しっぱなしだったそう。仕事でイライラしていたこともあり、Sさんは決定的なセリフを放ってしまいます。

『俺は毎日仕事をしてるんだ!家事を手抜きするんじゃない』と、妻を怒鳴りました。そして、『子育てより仕事の方が何倍も大変なんだ!』とも。その翌日、妻は子どもを連れて家を出ていき、そのまま離婚することになりました」

当時は妻が怠けていると思っていたSさん。しかし、その後いろんな人から話を聞くうちに後悔するようになったといいます。

「あの日、子どもの体調が悪く、家事が思うように進まなかったというのは知っていました。でも、どうしても妻が怠けているようにしか見えなかった。あの一言を言わずに気遣ってあげられたら、状況は変わっていたのかもしれません。今さらですが」

妻の心の中には、もともと夫に対する元々不満が渦巻いていたのかもしれません。でも、Sさんのあの一言がさえなければ、離婚を踏みとどまっていた可能性はあります。仕事と比較して、家事や育児を軽視する態度は、改めたほうがよいかもしれませんね。