70代からの資産運用とは

70代から資産運用をする上でぜひ覚えておいていただきたい「4%ルール」についてご紹介していきます。

「4%ルール」とは1998年に米国のトリニティ大学で発表された、資産運用に関するTrinity Study(トリニティスタディ)という論文が発表され、退職後の退職金をどう運用するかがテーマとなっています。

具体的には毎年の生活費の25倍の資産を作ること、株式と債券を組み合わせて保有し老後も資産運用を続けること、毎年自分の資産の4%を取り崩していくこととされています。

こうして研究結果では株式の比率を75%以上、債券の比率を25%以下で30年間運用し、生活費を毎年4%ずつ引き出していった場合でも最終的に資産が0になることはなかったと記されています。

これは米国の例ですが、日本にいても4%ルールに従って老後も資産運用を続けることは可能です。

株式と債券は通常、動きが逆になるといわれますから、両方をバランス良く保有することがおすすめです。

その際日本は低金利であるため、出来れば海外の債券や株式といった長期的に見ても成長している可能性のあるものを選んでおくとよりリターンが得やすくなります。

ただし株式のようなリスク資産の比率は若いときには多めにしてもリカバリー出来る可能性がありますが、70代以降は株式のリスク資産は低めにしておくことでリクスを軽減させるようにすると良いでしょう。

この比率を決めるのは運用初心者ではなかなか難しいものです。大事な資産を守るためにも、お金の専門家であるFPやIFAに相談してみるという方法もあります。
数社比較し、資産運用について幅広い知識があるようなところを選ぶことがおすすめです。