まずは複利の効果を知っておくこと
お金に対する関心、とくに資産運用についての関心が高まっているようです。
まずは資産運用をするうえで重要な「複利」について確認していきましょう。
利息の計算方法のことで「複利」と「単利」に分けられます。
「複利」は雪だるまに例えられることが多いのですが、簡単にいうと利子にも利子がつくという計算になります。
例えば、元金(もとのお金)として100万円を持っていたとします。
3%の利子(金利)がつく銀行があったとして、1年預けると利子は3万円つき103万円になります。この利子がついた分103万円をさらに翌年も預けておくと、初年についた103万円に対して3%の利子が付きます。
つまり利子を引き出さず、利子分も含めて預けておくことで、たとえば100万円が24年で200万円になるのです。
複利の効果は時間をかければかけるほどお金が増えることから雪だるま式に増えると例えられています。
これは借金をして借りたお金に対して利子がつくことと同じです。返せなければ借金は雪だるま式に増えると言われますが、これも複利で増えているからなのです。
一方「単利」とは、100万円預けてついた初年の利子3万円を引き出し、2年目以降も同じように利子分を引き出して元金100万円のまま預けておくことを指します。
何年預けていても、利子を毎年引き出してしまうため複利と違って24年で172万円となり、お金の増え方は一定となります。
「複利」の効果を確実に得るためには時間をかけることが重要となりますから、資産運用するときには短期間ではなく長期的に預けることを意識しておくことが成功のポイントとなります。