繰り下げ受給しているのは何割?

繰り下げ制度を利用している方の割合を前項の資料で確認すると、厚生年金の場合で2014年度(平成26年度)から2018年度(平成30年度)までの5年間でわずか1%前後でしか推移していないことが分かります。

対して、国民年金の場合はどうかといえば、1.5%程度とこちらも非常にわずかな方しか利用していないようです。

現在は完全に65歳から年金受給となっていないことや、認知度がまだ低いこと、そもそも繰り下げ受給開始するまでの資金が足りないということも繰り下げ制度の利用率の低さの原因かもしれません。

まとめにかえて

安心した老後生活を送ることが理想ですが、そのためにはお金を増やすことの工夫を早いうちから始めることが大切です。そのためにはお得になるような制度は積極的に活用したいものです。年金の受給開始年齢を繰り下げることや、国の制度である「イデコ」や「つみたてニーサ」などを使って資産運用に取り組んでおくことも検討してみると良いでしょう。

参考資料