③ 収入が増えても、生活水準が庶民的

3人目は大手対面証券で働く20代男性C男さんです。「お金持ちの人たちって、こんなに資産があっても、ぼくらと生活感覚がそんなに違わないのかも?と思うことが多い」とのこと。

「会長や社長といった組織の重要なポストにある人たちは、お金の使い方にとても特徴があります。

『あそこの社長のスーツ、いつも野暮ったいよね。靴も古そうで、貧乏くさい…。会社ヤバいのかな?』のように外部から思われると、ビジネスにも響きかねません。だから、身なりには気を使っている人が多いな、と感じます」と続けるC男さん。

「でも、それ以外の場面では『もったいない』って言葉をよく使われますよね。スーパーの安売り情報に詳しかったり、日頃のランチは家から弁当を持参したり…。

お金を使うところと、「引き締める」ところ、それぞれのメリハリがついている。企業の看板を背負うがゆえに必要な経費は惜しまない。その一方で、日常生活の金銭感覚は、至極庶民的だな、と思うことが多い」と話します。

ほんとうのお金持ちは、「収入が増えたから」といってすぐに生活水準を上げることもなく、金銭感覚が狂うこともない、という共通点があるようです。

C男さんは、「何億レベルの資産家でも、お金に感謝の気持ちを持っている人が多いように思う」と話してくれました。お金を大切にする人ほど、お金持ちになれるということなのでしょうか。

④ 健康への意識が高い

最後は、大手対面証券で営業として働く30代男性D介さん。D介さんは「お金持ちには、体を鍛えることが習慣になっている、ヘルスコンシャスな人が多い印象」と言います。

「毎週ジョギングやテニスなどのスポーツをしている人、毎朝ジムで泳いでから出勤する人…。趣味がボディメンテナンス、みたいな人も結構いますね。

体が資本と言わんばかりに、健康管理を怠らない人が多い気がします」とD介さん。

さらにD介さんは、「スポーツを継続するというところがポイントなのかも?って感じました。新しいビジネスを立ち上げる、どん底から這い上がる、といった経験をしながら勝ち残ってきた人たちって、『スポ根』にどこか通じるマインドを持っているのかもしれないですね」と笑って教えてくれました。

さいごに

「価値を感じるものへの出費はいとわない。でも、ムダな見栄は張らず、100円の誤差にもシビア」

お金持ちの人たちは、庶民的な感覚と、実利にシビアな面を絶妙に持ち合わせているようですね。

みなさんの中にも「コンビニにいくと、不要なお菓子をつい買ってしまう」「セールスや勧誘を断るのが苦手…」なんて自覚がある方は多いのでは?そんな人は、今回ご紹介した「お金持ちの人たちのマインド」をまねてみるのも、一つの手かもしれません。

LIMO編集部