災害時への備え1.体の小さな哺乳類の場合
ハムスターやウサギなど体の小さな哺乳類の場合、日常からケージの中で飼育することが多いため、そのまま避難所へ連れて行けばよいと考えている方も多いようです。しかし動き回れるスペースがあり、固定されていない小物が入っているケージでは、車などでの移動中にペットがケガをしてしまう可能性があります。避難先までの移動の際にはトイレや水飲み器など最低限のものを備えたプラスチックケースやキャリーケースを用意しておくとよいですね。
フード・水・避難先で使うケージ・ケージ内に入れる床材・トイレ用品といった基本的なものは日常から準備しておき、消耗品は2週間~1か月分くらいストックしておくと安心です。
また体の小さな哺乳類の中には自分の体温を維持するのが苦手な動物も多くいます。寒さ対策の使い捨てカイロや暑さ対策の保冷材などの準備もしておくようにしましょう。環境の変化に敏感な動物も多いため、ケージの周囲を目隠しできるものを用意しておくのもおすすめです。