「退職金の盲点」60歳定年間近で慌てないために、何をすればいいのか?

安心して老後生活を送るためにも、老後資金はしっかりと用意しておきたいもの。とはいえ、普段の生活費をやりくりしながら、まとまったお金を貯金しておくのは大変ですよね。そのため、「退職金を老後資金に充てよう」と考えている人も多いのではないでしょうか。

ここで避けたいのが、「思ったより退職金が少なかった」「そもそも退職金の制度がなかった」という事態です。定年間近に気がついた場合、お金の不安を抱えたまま老後生活に突入することにもなりかねません。リタイヤ後の生活が安心できるものになるよう、今のうちにお金の備えについて学んでおきましょう。

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退職金「予想外に少ない」可能性も…。

まずは、厚生労働省が公表している「平成30年(2018年)就労条件総合調査 結果の概況 退職給付(一時金・年金)の支給実態」のうち、退職事由が「定年」の退職給付額をみていきましょう。

  • 大学・大学院卒(管理・事務・技術職):1,983万円
  • 高校卒(管理・事務・技術職):1,618万円
  • 高校卒(現業職):1,159万円


学歴や職種などで左右されますが、定年退職金の平均金額は1,000万円を上回る結果となりました。なかでも、大学・大学院卒(管理・事務・技術職)の平均金額は1,983万円という数字に。こうみると、「これだけもらえるなら老後も安心だ」と感じる方もいるかもしれません。

ただし、この平均値は「退職給付(一時金・年金)制度がある常用労働者30人以上の民営企業」が対象となっています。そのため、退職金の支給がない人は算入されていません。

また、あくまでも対象者に限った平均額なので、実際の金額が予想を下回る可能性も考えられます。定年退職を迎えるタイミングで「これでは老後資金が足りない」と焦っても、そこから貯金を大きく増やすのは困難です。退職金の計算方法を従業員に明示している企業もあるので、今のうちに「受取れる概算額」を算出しておくのもおすすめですよ。

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執筆者
LIMO編集部

LIMO編集部は、日本生命やフィデリティ投信で証券アナリストやポートフォリオマネージャーであった泉田良輔を中心に、金融機関勤務経験のある編集者やライター、ビジネスネットメディアやファッション誌、業界紙での編集・執筆経験のあるメンバーで運営をしています。沿革としては、LIMOの前身である投信1(トウシンワン)は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に立ち上げました。Longineのサービスは2020年3月に終了となりましたが、Longine編集部のメンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。