その他では、毎年ブラックフライデーセールに注力するイオン(8267)が買われて連日の年初来高値更新となり、前日に業績見通しを上方修正したキューピー(2809)が+6%高に迫る急騰となったことが目を引きました。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- ファーストリテイリング(9983)
- テルモ(4543)
- ダイキン工業(6367)
欧米の大手製薬企業で新型コロナウイルスのワクチン開発が進捗しているニュースが流れる中、日本の製薬企業名が全く聞かれないこと等から、先々週から医薬品株が軟調に推移しています。
そうした中、この日もテルモや中外製薬(4519)が大幅安となり、エーザイ(4523)や塩野義製薬(4507)も冴えない値動きとなりました。
また、コロナ第3波襲来でGo To トラベルが”Go To トラブル”になりかねない状況を受け、東海旅客鉄道(9022)などJR株や日本航空(9201)など空運株が大きく値を下げています。
その他では、取引時間中に武田総務大臣が携帯大手の割安料金プランが格安ブランドに偏っていることで「メインブランドでは全く新しいプランが発表されていない。これが問題だ」と発言したことが伝わり、KDDI(9433)とソフトバンク(9434)の株価が一時急降下する場面が見られたものの、最後は限定的な下落に止まりました。
葛西 裕一