還暦60代は貯金1000万円あれば安心か

老後資金の準備には資産運用が必要

老後資金2,000万円問題を考えると、60代で貯金1,000万円では、老後資金は不足することが考えられます。この不足分を補うためには、自分で働く以外にお金にも働いてもらう資産運用が必要ではないでしょうか。

60代は多くの人が定年を迎え、老後生活がスタートする方もいらっしゃいますが、その場合収入のメインは公的年金になります。

そのため、現役時代よりも収入は減ってしまいます。対して教育費や住宅ローンなど、これまで大きなウエイトを占めていた支出は減りますが、医療費や生活費など必要な支出はまだまだあります。

資産運用を上手におこない、年金にプラスしていくことが必要なのです。

資産運用では、まず、使うお金と残すお金について考えることが大切です。

人生100年時代を迎える中、人生を終えるまでに資産を使い切ってしまってはいけません。老後の生活に必要なお金を把握し、不足がでないようにする必要があるのです。

そして、リスクを抑えた資産運用を続けていくことも大切です。今は一昔前とは違って低金利であるため、預貯金ではほとんどお金は増えません。
資産運用で注意したいことはひとつの商品に集中投資するのではなく、国内外の株式や債券など複数の商品に分散投資し、リスクを抑えた運用を心掛けることです。

自分だけでは判断出来ない場合は、ファイナンシャルプランナーやIFAなどお金の専門家に相談するという方法もあります。
何社か比較してみて自分に合うようなアドバイザーを見つけられると良いでしょう。