筆者の友人に話を聞くと、「オンライン会議がある時は、キレイなシャツは着るけど下はパジャマのまま」、「以前は月に1着以上は可愛いスカートやパンツを買っていたけど、春のコロナ禍以降で新たに購入したのはゼロ」という人もいました。

メイク道具ではなく基礎化粧品にお金を使うように

また、出社したりリアルで人に会ったりする頻度が減ったことで、メイクやスキンケアにも大きな変化が現れているようです。特に多いのが、メイク道具の購入頻度の減少。人に会う機会が減ったことで、バッチリとメイクをする必要性を感じなくなった人が多いのでしょう。

実際には、「今までファンデーションやマスカラに使っていたお金を、基礎化粧品に使うようになった」「マスクをしているとそれだけで目元が際立つので、アイメイクに力を入れなくてもよくなった」「マスク生活になってからメイクは眉毛と目元のみ。肌にはマスクに付着するからファンデーションは使わず、軽くベースメイクをするだけ」「メイクしなくなって肌の調子が良くなった」という声がありました。

そしてメイクの頻度低下は支出の減少にもつながっているようです。「これまで、どれほどメイク道具にお金をかけていたのか実感した」「必要がなければメイクはなるべくしたくない」など、コロナ禍を通してメイクの必要性を見つめ直した人もいました。

コロナ禍では家の中でできる筋トレやダイエット、おうちご飯の増加など、生活習慣を見直す傾向が高まっていますが、そうした健康志向はお肌にも通じているのかもしれません。