飽きてくれる日を願って待つ?

それでは、こういった問題に直面した際、保護者にできることはないのでしょうか。過去にいわゆる「ターゲット」になってしまった保護者は「その子の興味の対象が我が子から外れるように習い事を入れたり、親の監視の目があることをわからせるよう動いた」そうです。

つまり「都合よく自分のいいなりになる下級生」という対象から我が子を外させたとのこと。なかなか簡単にはいかないのが現実で根本的な解決にはなりませんが、自分のうちよりもっと楽しいと思えるターゲットに移行してもらうのがとりあえずの対策方法なのではと考えているそうです。

できれば我が子にはどんなお友達ともうまくやっていってほしい。そう願うものの、トラブルメーカーが存在するとうまくいかないこともあります。そういった際にどう対処するのか。本来なら、そういった家の親が考え方を変えて子供をもっと見てくれたら変化があるとは思いますが、なかなか他者は変わりません。なるべく親子でストレスなく過ごすための距離感。大人も子供もそういったバランスをうまく取っていくことが方法のひとつなのかもしれません。

佐渡 六花