介護サービス受給者、1人当たりの費用はどのくらいか。
次に、「平成30年(2018年)度 介護給付費等実態統計の概況」より、介護保険サービス受給者の、1人あたりの費用額(月額)について見ていきます。対象期間は、2018年5月審査から2019年4月審査分です。
この1年間における、介護予防サービス及び介護サービスの年間累計受給者数は6070万9400人。そのうち要介護1,2を対象とする介護予防サービス受給者数は877万6700人、介護サービス受給者数は5195万600人となっています。
1人当たりの費用はどのくらいか。
ここからは、受給者1人あたりにかかる費用(※)についてみていきます。
(※)
「受給者1人当たり費用額」・・・「費用額」を「受給者数」で割ったもの。
「費用額」・・・保険給付額、公費負担額及び利用者負担額(公費の本人負担額を含む)の合計額。市区町村が直接支払う費用(償還払い)は含みません。
まず、直近5年間の「受給者1人あたり費用額」の推移から。
- 2015年・・・15万7800円
- 2016年・・・15万7000円
- 2017年・・・16万400円
- 2018年・・・17万600円
- 2019年・・・17万円
平成31年4月審査分の受給者1人当たり費用額は17万円となっています。これを、サービスの種類ごとにみると以下のようになります。
- 介護予防サービス・・・2万8000円
- 介護サービス・・・19万4600円
次ではこれを、都道府県別に見ていきます。まずは「要支援1,2」を対象とした介護予防サービスです。