コロナの影響も?!主体性として書けることがない

大学としては受験生の主体性について知りたい気持ちがありますが、受験生は主体性として書けそうな取り組みをしたのでしょうか。「行いたかったが十分にできなかった」が49.5%、「行いたかったが全くできなかった」が14.5%で64.0%の受験生が学業以外の取り組みをしていないことがわかります。その理由としては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響があるとの回答が59.4%となりました。外出自粛や学校の休校もあり、機会を失ってしまったことがうかがえます。

まとめ

学業以外で、これまでの取り組みや経験を評価する主体性評価に関しては、賛成はするものの不安の声も少なくありません。評価の基準が曖昧なことも挙げられていました。特に今年はCOVID-19の影響で活動ができないなど、不公平さも感じているのかもしれません。大学入試は改革の途中でもありますから、今後の政策にも注目していきたいですね。

【参考】

受験生の主体性評価への意識および新型コロナウイルスの影響に関する調査」 ODKソリューションズ調べ
【調査対象者】2021年度(2021年4月入学者対象)入試を控える高校3年生200名
【調査方法】インターネットリサーチ
【調査期間】2020年10月2日(金)~2020年10月6日(火)
【調査協力会社】㈱ネオマーケティング

(※)「大学入学者選抜改革推進委託事業」 文部科学省

渡辺 ももえ