老後を安心して暮らすために
50代は教育費もひと段落し、家のローンも終わりが見えてきている世帯が多く、大きく貯蓄を増やせる最後のチャンスともいえる世代です。この機会に貯蓄を頑張り、老後に備えるというも大切なことではありますが、人生100年といわれている今、定年延長などの社会的制度の変更に応じて、体力があるうちはしっかりと働いて老後資金をまかなっていくことも必要になってくるかもしれません。
いずれにしても定年を目の前にした今、家族で今後のお金・働き方についてしっかりと話し合い、どのような老後を迎えるのか考えを明確にしておくことが大切だといえるでしょう。
【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。
【参照】
総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)8-5世帯主の年齢階級別」
東京都産業労働局「中小企業の賃金・退職金事情(平成30年版)」
多田 秋