「こんな場合は、どの施設?」

ここからは、各ご家庭のお悩みごとにフィットした施設例をご紹介しながら、必要となる費用の目安などについても触れていきます。

※入居金や月額料金などはあくまでも目安となります。

ケース① 75歳、支援・介護は不要

Aさん

「現在75歳の母は一人暮らし。1人でできることも多く自立しているが、自分を含む子どもたちが遠くに住んでいるため、そろそろ施設入所を検討したい!」

おすすめの施設例は…
シルバーハウジング

<特徴>
居室はバリアフリー化されており、緊急通報システムも設置。家事支援、介護サービスなどの提供がないため入居費用が安い。
(※必要であれば外部の事業者による介護サービスを受けられる)

<支援内容>
安否確認、緊急時対応等のサービス提供など
(生活援助員が平日の日中に常駐)

<入居対象>
自立~要介護(軽度)

<年齢>
60歳以上の高齢者または夫婦のどちらかが60歳以上(夫婦入居可)

※所得制限あり。持ち家がある人は入居できないなどの条件もある

<入居金>
10万円~30万円

<月額料金>
5万円~15万円

ケース② 70歳、要介護1

Bさん

「現在70歳の父(要介護1)は一人暮らし。最近は食事の世話などが必要になってきているが、自立度は高い。とはいえ、一人にしておくのも心配・・・。健康で自立しているうちから入居できて、今後、介護もしてもらえる施設があれば知りたい!」

おすすめの施設例は…
ケアハウス(介護型)

<特徴>
有料老人ホームなどより安価。
「特定施設」の指定を受けており、介護や医療支援も受けられる。

※介護度が高くなっても住み続けられる

<支援内容>
掃除、洗濯、買い物
食事、入浴、排せつ介助
食事サービス、健康相談、服薬管理など

<入居対象>
要支援~要介護1.2

<年齢>
原則65歳以上

※自分の身の回りの世話が可能な人など、地域によって条件あり

<入居金>
0円~数百万円

<月額料金>
16万円~20万円(所得に応じて)