この考え方は、お金と付き合うバフェット氏の基本的な考え方ですが、実は多くの方が実践できそうでできないのではないでしょうか。
たとえば、浪費は予算上限を超えることですし、金利を気にせずリボ払いをする方も多くいます。定期的に投資することも、できそうでできないことではあります。地味ながら確実に資産形成してきたバフェット氏ならではの「お金の習慣」と言えるでしょう。
資産を作るには時間と忍耐が必要
バフェット氏が講演でよく使う表現に、「今日日陰で休めるのも、誰かがその木を植えたからだ」というものがあります。資産は一晩で築けるものではなく、時間と忍耐が必要だという教えです。下図のように、バフェット氏でさえ資産のほとんどが50代以降に築かれています。
また、「株式市場は、忍耐力のない投資家から忍耐力のある投資家に資金を移す場所」とも示唆しています。逆に言うと、忍耐力を持って長期投資できない人は、投資をすべきではないということです。