牛丼「吉野家」の吉野家HD、売上高が対前年同月比プラス成長に転じる(2020年10月)

注目小売店月次実績シリーズ

シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は牛丼チェーン店「吉野家」他を運営する吉野家HD(9861)の2020年10月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2020年11月に更新された吉野家HDの2020年10月既存店売上高は、対前年同月比100.4%。内訳は客数92.4%、客単価108.7%と、客単価のプラスで客数のマイナスをカバーしてプラス成長となりました。

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また全店売上高も102.7%で、既存店・全店ともにプラス成長となっています。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は2月決算)。

前期の既存店売上高は特殊要因のあった2月を除き、11カ月全ての月でプラス成長が続きました。今期はマイナス成長が3月から9月まで7カ月続きましたが、10月は対前年同月比100.4%で今期初のプラス成長となっています。

なお、9月までマイナス成長が続きましたが80~90%台での推移であり、外食他社に比べるとマイナス幅は比較的抑えられています。

一方、全店売上高は前期全ての月でプラス成長を達成しました。今期は10月に加え3月も対前年同月比100%以上となりましたが、概ね既存店同様の推移を見せています。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は2020年1月の3,050円が天井となった後、2月後半以降の株式市場全体の下落もあり、3月には安値1,709円まで下落しました。5~6月にいったん旦2,500円台を回復したものの再び下落し、現在は1,900円-2000円あたりで取引されています。

同社は新型コロナウイルス問題の影響を比較的抑えることができましたが、既存店及び全店売上高ともに対前年同月比でプラス成長の回復は10月からとなりました。今後もプラス成長を維持することができるのかが注目されます。

吉野家ホールディングスの過去1年の株価推移

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参考資料:吉野家月別推移(2020年度)

LIMO編集部

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LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に立ち上げ。その後Longineのサービスは2020年3月に終了となったが、Longine編集部のメンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、証券・金融業務メンバーに業界紙出身の新聞記者などもメンバーに加え、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。