カギは「コンフォートゾーンの脱出」と「未来の自分を公言」

将来の理想の自分を想像し現在の行動を意識的に変える際に、なるべくコンフォートゾーン(ストレスなしでできる行動の範囲)から出てみることが効果的なようです(※3)

例えば、社交的な性格になりたかったら、休日は家で1人で過ごすだけではなく、積極的に何かのアクティビティに参加してみるなど。

自己変化を望ましい方向へ導くには、今の心地良いレベルから勇気をだして一歩踏みだすことも必要なようです。

また、理想の自分の姿を想像したら、「私は、将来はこういう人間になるのだ」と友人や周りの人に話すことも良いようです。自分がどういう人間かについて話す場合、過去の自分を話していると過去の自分が今の行動を左右してしまいがちになるようです。しかし未来の自分がどういう人間になるのかを周りの人に話すことで、積極的にその理想像に変化できるような行動を取るようになるのだとか(※3)

今、なるべく後悔する選択をしないためにも、自分の価値観・性格・好みは時間と共に変わることを意識するようにしてはいかがでしょうか。そして、なるべくその変化が望ましい方向に向いていくよう、将来の理想の自分を想像して現在の行動を決めると良いかもしれません。

参考

(※1)Jordi Quoidbach , Daniel T. Gilbert , Timothy D. Wilson “The End of History Illusion” Science ,Vol339
(※2)The New York Times “Why You Won’t Be the Person You Expect to Be”
(※3)Harvard Business Review “Take Ownership of Your Future Self”

美紀 ブライト