株式市場の振り返り-日経平均株価は4日続伸、10カ月弱ぶりに年初来高値を更新
2020年11月6日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
- 日経平均株価 24,325円(+219円、+0.9%) 4日続伸
- TOPIX 1,658.4(+8.5、+0.5%) 4日続伸
- 東証マザーズ株価指数 1,243.2(▲12.3、▲1.0%) 3日ぶり反落
東証1部上場銘柄の概況
- 値上がり銘柄数:1,367、値下がり銘柄数:714、変わらず:98
- 値上がり業種数:28、値下がり業種数:5
- 年初来高値更新銘柄数:65、年初来安値更新銘柄数:1
東証1部の出来高は12億3,212万株、売買代金は2兆5,831億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。
米国大統領選で民主党のバイデン候補が優勢となる中、民主党が主導する大規模な経済対策を期待した買いが続いたようです。一方で、依然として開票の正式発表がないことで様子見スタンスも強く、売買代金は2兆5,000億円レベルに止まりました。
そのような中、日経平均株価は米国株高などを背景に4日続伸となり、1月17日に付けた年初来高値(24,115円)を10カ月弱ぶりに更新しました。
ただ、ニュースで盛んに「日経平均株価が約29年ぶりの高値」と報じられているのは、単に終値だけを見たものであり、あまり意味がありません。実際、2年前の2018年10月2日のザラバで24,448円を付けています。
「約29年ぶりの高値」は大きなミスリードを引き起こす可能性がありますのでご注意下さい。これは株価チャート(年足等)を見れば一目瞭然です。