デマが一瞬で拡散。SNSは恐ろしい!

大勢のママ友どうしが「井戸端会議」のような親密さで盛り上がれるSNS。それが、いじめの舞台になってしまったというパターンもあります。幼稚園に通う子供がいるDさんが辛い経験を味わうことになったのは、ほんのささいなできごとがきっかけでした。

「入園当初から参加していた仲良しのLINEグループ。ボス的な存在のママと私のバッグのブランドがかぶってしまったんです。私は気にせず使い続けていたら、相手の気に障ってしまったようで…。そのうち、ボスママとその仲良しママたちが、私抜きで出かけたりランチに行ったりしていることに気づきました。

頻繁にやり取りしていたLINEグループの通知がまったく来なくなって、自分抜きのグループが新しく作られて、私は仲間外れにされていることに気がつきました。

何よりかわいそうだったのが息子。他の子たちが『昨日は〇〇で遊んで楽しかったね』と話しているのを聞いて、『どうして僕だけ誘われなかったの?』と聞いてきたときには心が痛みました」

やがて、ボスママが私に関する事実無根の噂話を流していたことを知りました。『買い物依存症で、借金まみれらしい』『ママ友に借金して踏み倒しているらしい』といった根も葉もない話ばかり。でも、何十人もの園ママが閲覧できるようなSNS上で拡散されて、一気にデマが広がってしまって…。

拡散のスピードがあまりにも速く、私は反論も対応もできませんでした。SNSって本当に怖い!

幸い、私の味方になってくれるママ友もいたので、噂も次第に収まっていきましたが・・・。子供にまで悪影響の出る人間関係なんてまっぴら!と痛感し、SNSメインで繋がっているママ友関係は改めて見直すようにしました」