陰湿ないじめは「嫉妬」から始まった・・・。
子どもの習い事で陰湿な集団いじめにあったというBさん。きっかけは、娘がチアリーディングの発表会でセンターに抜擢されたことでした。
「女子に大人気のチアリーディング。入園前からの仲良し6人で一緒に始めた習い事でした。ママ友会だけではなく、家族ぐるみの良い関係が続いていたのですが・・・。
娘がコーチからから「センター」に指名された日を境に、グループの中で私だけ除け者扱いされるようになっていったんです。それがすごくあからさまで・・・」
「グループのリーダー的な存在のRさんからいつものようにLINEでランチの誘いがありましたが、そのやりとりをみると、わざわざ私以外のママたちに名指しで話しかけているんです。私はすぐに、自分が誘われていないことを察しました。ランチ待ち合わせのやりとりを含め、その後もLINEのグループ内では、まるで私がいないかのようなトークが続きました。
辛かったけれど、退会するとカドが立つだろうし、そもそも事務的な連絡網も兼ねていたLINEグループだったので、参加し続けていました。ほとぼりが冷めればまた仲良くやっていけるだろう…と考えていたんですが・・・」
ところが、Bさんの期待も空しく、LINE無視からはじまったいじめはその後もエスカレートする一方だったといいます。何度も心が折れそうになったBさん。発表会を頑張りたいという娘の願いを聞き、発表会本番まではチアを続けさせることにしました。
しかし、ついには大人の様子を見ていた子供たちまでが娘を仲間外れにし始め・・・。LINEでの嫌がらせもさらにエスカレート。Bさんは耐え切れずに夫に泣きながら助けを求めたのです。
「私の容姿をバカにするような会話が飛び交うトーク画面を見た瞬間、夫の怒りは爆発しました。
『Bの夫です。これは明らかに名誉毀損。法的措置も検討します』とだけ書き残してグループを退会してくれました。もう耐えられない・・・と訴えると、すぐに引越しを決めてくれて。おかげで苦しみからやっと解放されました」とBさん。
引っ越し後は穏やかな気持ちで生活できているとのこと。でも、またあんな目にあうかもしれないと思うと、怖くて新しくママ友をつくる気にはなれないそうです。