「私たち夫婦には『この漢字を絶対使いたい!』とか、『女の子なら…男の子なら…!』という理想は特にありませんでした。いわゆる“キラキラネーム”と言われるものはイヤ。でも普通すぎるのも…というのが夫婦そろっての気持ちでした。そこで思いついたのが娘の名前。音だけ聞くと古風な感じだけど、珍しい漢字を使えば存在感のある名前になるのでは、と思ったんです。ポジティブな意味を持つ漢字だったこともあって夫婦ともに気に入ってつけたのですが…。娘の名前が“しわしわネーム”に該当するとは思いもしませんでした」(40歳/Aちゃんのママ)

しわしわネームかそうでないかは、周りの人が名前を見てどう感じるか次第です。親にそんなつもりはなくても、周りから「しわしわネームだ」と言われたら、“しわしわネームをつけられた子”ということになってしまう…なんだか悲しいような気もしますね。

名前はわが子への初めてのプレゼント

子どもの名前は、親がわが子へ贈る初めてのプレゼント。しかし、その名前のせいで子どもが苦労してしまっては、元も子もありません。

愛情を込めて名づけても、思い入れが強すぎるあまり“読みにくい・呼びにくい・風変わり”な名前になってしまうことも決して少なくありません。親の自己満足や流行りだけではなく、子どもが一生背負っていくものなのだということを忘れずに考えてあげることが大切なのではないでしょうか。

子どもが自分の名前に誇りを持って人生を歩んでくれることが、何よりですよね。

【参考】
子供の名前で振り返る『平成30年史』」明治安田生命

川西 まあさ