シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は「ケンタッキーフライドチキン」を展開する日本KFCホールディングス(9873)の2020年10月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2020年11月2日に更新された日本KFCホールディングスの2020年10月既存店売上高は、対前年同月比112.2%のプラス成長となりました。内訳は客数108.1%、客単価103.7%です。

また全店売上高も113.2%であり、既存店・全店ともにプラス成長となっています。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。

前期の既存店は12カ月全ての月でプラス成長となりました。今期は新型コロナウイルス問題の影響があるものの、マイナス成長は6月(99.0%)のみであり、他の外食チェーン店企業に比べ堅調な推移を見せています。

全店売上高も前期は全ての月がプラス成長で、今期は6月のみマイナス成長(98.0%)と、既存店同様の推移を見せています。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は2019年12月に高値3,620円到達後に反落し、3月に安値1,950円まで下落しました。その後は上昇が続いたものの、6月30日の3,135円が戻り高値となった後は緩やかな下落が続いており、現在は2,500~2,600円付近で取引されています。

既存店・全店ともに、10月の売上高は対前年同月比で110%を超える伸びを見せました。今後もこの好調を維持できるのか注目されます。

日本KFCホールディングスの過去1年の株価推移

参考資料:2020年度 月次情報

LIMO編集部