老後の必要資金その2:介護費用

もう一つ、老後2,000万円問題に考慮されていない資金があります。それが介護費用です。

介護問題は誰もが他人事ではない問題です。将来体が不自由になったり、認知症になった場合、家族に頼りたくない、もしくは頼る家族がいない、という人が検討するのが「老人ホーム」です。

しかし、この老人ホームは決して気軽な値段では入所できません。一般的に有料老人ホームの5年間の平均入所費用は2,000万円を超える施設も決して珍しくはありません。夫婦で入所する場合は2倍の金額がかかります。

将来老人ホームにお世話になる可能性があるという人は、この老人ホームの費用を働いている内に準備する必要があります。

老後苦労しないために今からできることは

たとえ共働き世代でも、老後は年金収入だけでは決して安心できないことが分かりました。

それでは、はたらく世代の今のうちに私たちにできる準備としては何があるでしょうか。

銀行預金で貯蓄をするのも手段の1つです。銀行預金は一定の金額以内なら元本とその利息が保証されています。

しかし、残念ながら昨今の金利状況では、銀行預金でお金を増やすことは難しいと言えます。
皆さんは「72の法則」という言葉をご存知でしょうか。