子どもたちを苦しめる、毒親の「毒」とは?
では、子どもたちは毒親から、具体的にはどのような影響を受けてしまうのでしょうか。
自己肯定感が下がる
失敗したことに対して「おまえはデキが悪い子だ」などと責められると、「私はダメな人間なのだ」と自分自身を否定しやすくなってしまいます。そして、物事に挑戦する意欲を失ってしまうケースも。のちに人間関係や恋愛に苦労し、思い悩んでしまう原因にも繋がります。
愛情に飢える
わが子に対して「子どもが嫌いだったのに」「本当は生みたくなかった」となどと告げる毒親も存在します。また、家庭での温かいやりとりがなく、「教育」の部分を習いごとや塾に任せっきり、という家庭も見受けられます。たとえ教育にお金をかけていたとしても、子どもは「親の愛情」に飢えてしまうでしょう。
何ごとにも受け身に
小さいころからずっと親の言いなりになっていると、何ごとに対しても親の指示に「従う」習慣が身についてしまいます。それは親に対する「信頼」ではなく、「こうすれば丸く収まる」という諦めのような感情によるもの。
ここぞという場面で自分で決断・選択をすることが苦手になり、結婚や子育てに不安を抱える人も少なくありません。