わが子への接し方が分からない…

一番深刻なのは、毒親に育てられた子が親の立場になったときかもしれません。「わが子の愛し方が分からない」「教育方針に自信が持てない」と悩む人も。

いわゆる「ふつうの育児」の基準が分からず、試行錯誤を繰り返してしまうのです。パートナーなど身近な人に相談しても「悩む必要ないよ~、ふつうが一番!」などと言われ、具体的な解決策が見つからず、不安が続いてしまう、というケースも見受けられます。

感情表現に慣れない

親子ともに感情表現をしない家庭で育つと、相手に感情を伝える行為に慣れることができません。そのため、大人になってから「ママが好き」といった子どもの言葉に戸惑ってしまう人も。子どもの感情表現を素直に受け取れない自分に対し、嫌悪感を抱いてしまう場合もあります。