パワハラに次ぐ「逆パワハラ」って?
パワーハラスメント(パワハラ)という言葉は世間に浸透し、今や誰もが知る言葉です。今ではセクシャルハラスメント(セクハラ)とともに、ハラスメント防止の研修を取り入れる企業も増えてきました。上司が職場内での立場を利用して同じ職場の部下や後輩などに精神的・身体的な苦痛を与える「パワハラ」、一方で「逆パワハラ」で悩む人も増加しています。
「逆パワハラ」とは、パワハラを逆手にとり「それパワハラですよね、報告します」や「訴えますよ」などと過剰に騒ぎ立てたり、職務命令を無視したりすることをいいます。年功制が崩れ人材確保が難しくなり、すぐに離職されては困ることから「叱らない・叱れない」職場環境で起こりがちなハラスメントです。
「なんだかモヤモヤする部下がいる」と悩んでいる原因は「逆パワハラ」かもしれません。
・何を言っても反抗し仕事の指示を聞かない
・感情的で自己主張ばかり、いつもケンカ腰
・指示や指導がまったく通じない
など、注意をしても一向に改善されなかったり、逆にキレられたりと業務に支障が出る場合もあります。
逆パワハラでストレスを抱えているのなら、家族や同僚に愚痴をいうだけでは解決になりません。あまりに耐えがたい場合は上司や相談窓口への相談も考えてみましょう。