「ビレッジハウス」の5つの脅威

一般の投資家にとって脅威になるビレッジハウスの特徴は次の5点です。

1. 与信審査が緩く、職業・年齢・国籍不問。高齢者や外国人、母子家庭やフリーターなど、一般的に入居審査に通りにくい人も大歓迎。

2. 敷金ゼロ、礼金ゼロ、更新料ゼロ、共益費ゼロ。

3. 仲介会社を経由せずに自社サイトから申込んだ場合、仲介手数料不要。

4. 初期費用が安く、対象物件は1ヶ月分のフリーレントが付くので、条件によっては火災保険料のみで入居できてしまう。

5. その場で申込みが可能で、銀行印、身分証明書、収入証明を持参すればOK(ただし審査状況により他の書類提出が必要になる場合がある)。

ビレッジハウスが登場してからというもの、近隣大家さんの物件の入居付けが徐々に厳しくなっているようです。

そもそもビレッジハウスは価格破壊レベルの格安賃貸であり、なおかつ入居条件が緩いですから、周辺の大家さんはたまったものではありません。

開業当初は軽いリフォーム程度の物件が多かったようですが、最近はリフォームのクオリティーが上がり、営業も強化されてきていることから、周辺の大家さんはかなり苦戦を強いられているようです。

一方、悪い噂も

とはいえ、物件の古さゆえに悪い書き込みがあるのも事実です。

建物が古い、冬寒い、雨漏りがする、近隣住民のマナーが悪い等・・・。

いわゆる“安かろう悪かろうという”というネガティブなイメージが定着していたようですが、最近はリフォームのクオリティーが上がってきており、これらの問題は改善してきているのではないかと思います。

レオパレス物件がビレッジハウス化する未来

2018年に「ガイアの夜明け」で施工不良をすっぱ抜かれ、現在、再建中のレオパレス21ですが、フォートレスの資金サポートのもと、改修工事をしっかり実施していくと思います。

また、現在レオパレスがサブリース契約をしている物件も、しばらくの間は騒ぎになるような家賃減額要求をすることはないでしょう。