パートでは、子どもの発熱などで休みをとればその分収入が減るという点があります。一方、オンラインでできる在宅副業だと看病中でも子どもが寝ている間に仕事をしたり、学校や園を休ませても家で様子をみながら仕事をするなど、やり方によっては収入に影響させないことも可能でしょう。
また、場所や時間を選ばない分、シンママ予備軍の状態からでも始めやすいのもメリットです。ただ漠然とした経済的な不安を感じたり、我慢し続けるよりも、「月〇万なら副業で稼げる」という安心感を持っておくのも一つの手です。
一方、副業のデメリットは「体力と時間」の問題。そこで重要なのが副業の選び方です。比較的収入を得やすい、かつスキルにもなりやすい副業を選ぶと、少ない時間でもお金を稼ぐことができ、スキルが身に付くという安心感にも繋がります。
そうした副業には「オンライン秘書、データ入力、アフィリエイト、WEBライター、WEBデザイナー、プログラマー」などがあります。「自分に向いている」と思えるものや好きな内容であれば、仕事に関するストレスも比較的少なく、たとえば月3万、5万、10万と収入が上がるまで継続しやすいでしょう。
副業で収入が上がると、仕事時間や収入によっては「週4日パート+週1日副業」「週3日パート+週2日副業」といった働き方で収入をアップさせることができる可能性もあります。あえてパートでは体力を温存できるものを選び、副業で稼ぐというやり方もあります。
子どもが小学校高学年になるまでは、どうしても勤務時間や勤務日、休みやすさは重要になります。子どもが中学生になってからの生活も視野に入れ、スキルも身につく副業選びを考えてみましょう。
【参考資料】「平成28年度 全国ひとり親世帯等調査」(厚生労働省)
西谷 都