投資先を積極的に増やす
投資先を1つに絞り込むのではなく、複数の方法を使うことが1,000万円の資産を作る近道になることもあるようです。
- チャンスは多いほうが良い(30代/男性/愛媛県)
- 分散投資でリスクを減らす(30代/男性/大阪府)
- 預金だけでは金利が低すぎて増えない(40代/女性/東京都)
投資商品はたくさんありますから、例えば株式、投資信託、不動産など投資方法を分けることでリスクを減らしながらチャンスを掴むこともできるのでしょう。また預貯金の金利だけではお金を大きく増やすことが難しいので、預金の他に投資を取り入れた方がいいとの意見もあります。
短期と長期を見据えた資産作り
資産を作る上では、期間も考えていく必要があるようです。この調査でも1,000万円を作る上で大変だったことに「かなりの期間を要する」と回答した人が31.7%となりました。また15年以上かかったと回答した人も21.0%いますから、ある程度長期的な視点で資産形成を考える必要がありそうです。
例えば、老後のお金は使うのがまだ先になるから長期的に考える。でも子どもの学費は使うタイミングが近いから短期的に見るなど、使い道によって分けて考えることもできるでしょう。
まとめ
1,000万円の資産を作るとなると、そもそも収入が多いことも条件なのでは?と思いがちですが、今回の調査では年収300万円〜500万円の人が対象となっています。そう考えると、1,000万円は決して手が届かない額ではないのでしょう。今からでも遅くはありません。1,000万円を目標にして資産作りを考えてみてはいかがでしょうか。
【参考】
「1,000万円以上の資産作りに関する調査」 ㈱アイネット証券
【調査期間】2020年9月25日(金)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,131人
【調査対象】年収300万円~500万円で1,000万円以上の資産(固定資産除く)を持っている男女
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。
渡辺 ももえ