少子高齢化が続く日本において、出生率の増加は未だ課題となっています。子供を授かりたいと思う家庭があっても経済的に苦しいといった声も少なくありません。

待機児童など保育園や幼稚園に預けられず働きたくても働きに出られない家庭もあります。こういった状況から政府や自治体ではあらゆる子育て支援を施策しています。

今回はその中の1つである「子ども・子育て支援金」について、どのような制度なのかとどのように支援金は負担されていくのか詳しく解説していきます。

1. 「子ども・子育て支援金」とは?

「子ども・子育て支援金」は、国が加速する少子化を食い止めるために始める新しい制度です。

「こども未来戦略」という計画のためのお金を集めるしくみでもあります。

制度の目的は「子育て世帯のサポート」です。

児童手当をより手厚くしたり、保育所などの子育てサービスをより良くしたりすることで、子育てがしやすい環境を整えていくことを目指しています。

なお、2026年4月から、子ども・子育て支援金の財源として、全世代の医療保険料に上乗せする形で支援金が徴収されます。