家計の管理を任されることが多い専業主婦の中には、自分のお小遣いを削って家計のやりくりをしている方もいるでしょう。
しかし、女性は服や化粧品・美容院代など何かとお金がかかるもの。実際に専業主婦は自分のお小遣いをいくらに設定しているのでしょうか。他の家庭のお小遣いがいくらなのか知りたいと思っても、ママ友たちには聞きづらいですよね。
そこで、今回は株式会社ビズヒッツが運営する「暮らしの小箱」が行ったアンケート結果をもとに、専業主婦のお小遣い事情について探っていきます。
専業主婦のお小遣いの平均額
「暮らしの小箱」が既婚女性を対象に行ったアンケート結果によると、専業主婦のお小遣い平均額は1万3,391円でした。しかし、この中には10万円、15万円といった高額のお小遣いをもらっている人も含まれているため、平均値はかなり引き上げられているといえます。
そこで、全体の約8割を占める範囲の人の平均値を計算すると、平均額は7,876円。一部の裕福な家庭を除くと、専業主婦のお小遣いは1万円にも満たないことがわかります。
ちなみに、共働き主婦である筆者のお小遣いは3万円です。1万円は自分の貯金に回していて残り2万円ほど自由に使えますが、カフェに行ったり服を買ったりするとあっという間になくなってしまいます。専業主婦の方はよっぽど我慢強いといえるでしょう。
また、驚くべきことに「お小遣いがない」と回答した人も全体の15%ほどいました。「お小遣いがなかったら必要なものも買えないじゃん」と思う方もいると思いますが、これは言葉通りには受け取れないといえます。
なぜなら、服や化粧品、ママ友とのランチ代などを「被服費」「日用品」「交際費」などとして計上し、家計から出しているケースがあるためです。その場合、お小遣いがないにも関わらず自由に使えるお金があるということになります。
しかし、上限の金額を設けずに自由に使っていると家計を圧迫してしまうと考えられるでしょう。家計のバランスを保つためには、お小遣いを設定してその中でやりくりをした方が賢いといえます。