粉石けん
粉石けんは、脂肪酸ナトリウムなどが原料となっており、動物、植物油脂を水酸化ナトリウムで煮だして作られたものです。合成洗剤とは異なり、パッケージに「純石けん」と記載があるものを選ぶと良いです。
粉石けんは重曹と一緒に使うと、換気扇のフィルターやキッチン周りの油汚れを落としてくれます。作り方は20~50gの粉石けんを30~50℃のぬるま湯500mlで溶かしていきます。溶かしたら常温で3時間程放置するとゼリーのように固まり、手で混ぜてあげると塊がなくなります。完成したゼリー石けんを換気扇のフィルターなどに塗り10~20分程放置します。そうするとゼリー石けんが油を溶かし絡め取ってくれますが、フィルターの穴の部分は石けんが詰まりやすいので水だけでは洗い流すことができません。その時は、たわしなどでこすりながら流すと落ちやすくなります。
アルコール
アルコールは、ドラッグストアなどで販売されている掃除用のものを使うと良いでしょう。筆者はエタノール濃度が80%程となっているものを使用しています。濃度が高すぎると家電製品の塗装などを傷めてしまう場合があります。
アルコールは、除菌効果が高く油を分解してくれる力があるため、ベトベトした油汚れの掃除に向いています。揮発性が高いので拭いても後に残らないため、2度拭きが不要です。コンセントの周りやカビが生えそうな場所、水が使えない場所に使える優れもの。アルコールでしたら、シュッと吹きかけて拭くだけなので簡単に掃除ができますよ。
ただ、アルコールを使う際は引火性が高いので、火の近くで使用しないようにしましょう。コンロ掃除に使用したいときは、布などに吹きかけてから掃除し、念のため2度拭きすることをおすすめします。
ナチュラルな素材を使用して家中をピカピカにしよう!
これらの5つの洗剤は環境への負担が少なく、地球に優しい掃除グッズです。小さなお子さんやペットと一緒に暮している方にも安心して使えます。自然由来のものが多いので手荒れすることも少なくなる上に、色々な洗剤を買う必要がなくなり節約にもなりますよ。
下野 明里