おわりに
周囲からの「あら、イクメンねぇ」という言葉に酔いしれているだけで、行動が伴っていない!
夫に対してそんな不満を抱えている人がいたら、今回ご紹介したエピソードも参考に、「中身を伴う育児参加」を促すためのアプローチ方法を考えてみましょう。
夫婦の就業時間、育児以外に必要となる家事に必要な時間は、家庭ごとに異なります
時短勤務の妻は定時に仕事を切り上げるために昼間必死で働く一方、、夫は長時間だらだら会社に残っている…といったケースもあります。また、Bさんのように、夫の仕事が極端に多忙で、かつ妻が専業主婦だった場合は、妻の育児時間が長くなることは、自然なことでしょう。よって、単に、「育児時間」を平等にする、ということだけで解決する問題ではないのかもしれませんね。
「育児の負担」の問題を真剣に考えることは、子どもとの関わり方、子育てのポリシーについて、いま一度夫婦で真剣に考える良いきっかけになるかもしれません。
【参考】
「令和2年版 男女共同参画白書」内閣府男女共同参画局
犬養 のぞみ